日本アトピー協会は、アトピー性皮膚炎およびアレルギー諸疾患に対して、安心と安全、そして快適と向上を目指す人々の暖かい誠意に基づき組織された団体です。

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アトピーの症状

乳幼児健診とアナフィラキシーについて

乳幼児健診に際して

住まわれている地域によっても違いますが保健所にて生後6カ月、12カ月、18カ月、24カ月を区切りとして乳幼児健診を実施しています。
このときにアトピー性皮膚炎やアレルギー性諸疾患と診断されると、お母さん方はわが子が難病にとり付かれて一生治らないものと思い込んみ暗然たる思いで悶々とされます。それは思い過ごしでアトピー性皮膚炎はごく普通の病気です。
難病ではありません。また6カ月健診でアトピー性皮膚炎と云われた場合も「乳幼児湿疹」を誤認される場合もあっていずれにしても、もう一度専門の医師に見てもらってください。乳幼児のアトピーの場合は腸管未発達による食物アレルギーが皮膚症状に出たものと言う学説もあって腸管が発達するに従って2歳から3歳の間に症状も消えてゆくケースが多く見受けられます。

アナフィラキシーについて

食物アレルギーの劇症型とされているアナフィラキシーショックはアトピー性皮膚炎とはまったく別の病気です。皮膚科医では対応できない場合があります。

劇症ですので生死にかかわります。食事や間食直後、あるいは30分以内に嘔吐、悪寒、過度な発汗、動悸、呼吸困難、唇が紫色となる、ふるえ、意識混濁があるなどの場合は直ちに救急車を呼び救急病院に搬送してもらってください。隊員には「アナフィラキシー」と告げ食べた内容を伝えてください。

幼児の場合は思わぬ食材に反応する場合があります。成人の多くは蕎麦と甲殻類およびカキ、あるいは熱帯フルーツが要注意です。対応が適切なら注射一本で即日退院が出来る事があります。

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